このページ、今のところノーコンセプト。作りながら少しずつ考えていこう。
2024/09/04
何のコンセプトもなく、見よう見まねでとりあえずホームページを立ち上げてしまったわけですが、まだ、自分にとっては、どのような位置づけの「器」となるのか、まだ決めていません。
メモなのか、備忘録なのか、雑記帳なのか、それとも作品なのか。
しかし、今のところはメモに近いのかな?
思いついたことをどんどん書きなぐって(キーボードを叩きまくって)いるような感じです。
自分が吐き出した内容の、どの内容に訪問者の方が響いてくれるのか、まだまだわからない状態です。
ですので、今のところは、思いついたことをどんどんアップしまくって、訪問された方の反応を見ながら、少しずつ方向を修正していこうかと今のところは考えています。
面白いか、面白くないか、などということは考えずに。
面白いこと書こうと気負うと、きっと何も書けなくなってしまうと思うから。
で、書いているうちに、そしてサイトのレイアウトを色々といじっているうちに、だんだん方向性も見えてくることでしょう。
手を動かしながら考える。
歩きながら考える。
少しずつ武器を拾いながら強くなっていく。
小さくはじめて、次第に大きく膨らませていく。
今は、そんな感じかな?
書こうと思っているネタは、いくつかあります。
音楽について、ウルトラマンについて、仮面ライダーについて、ガンダムについて、読んだ本について、見た映画について、見たテレビ番組について、などなど。
要するに「好きなこと」で、なおかつ「語れる(書ける)」こと。
特に、特撮についてなんかは、結構好きな作品があるので、気に入ったヒーローや怪獣、怪人なんかについては色々と書けそうですね。
まだどうなるかはわかりませんが。
もしかしたら、まったく違う方向に進んでいってしまうかもしれませんが。
ですので、あまりジャンルや方向性のようなものを限定してしまうと、未来の自分を縛ることになりかねないので、とにもかくにも気軽に気軽に。
文章ヘタですが、文章を書くことは嫌いではないので、色々なことをアウトプットしていければと思っています。
表現したいことがあるから書く、のではなく、書いてくうちに表現したいことが見えてくる。
伝えたいことがあるから書く、のではなく、書いてくうちに伝えたいことが次第に明確になってくる。
いや、表現したいことも、伝えたいことも実はないのかもしれない。
だけど、脈絡のない文字の集積も、溜まれば溜まるほど、少しずつ意味を帯びてくるかもしれない。
なんて甘い期待も少々抱いているのかもしれません。
実は、今、まさに書いているこの文章もそんな感じだから。
価値あるものをアップしようとは思わないし、そもそも価値なんて人が決めることだから、自分自身はその有無なんて分からない。だから、気軽に続いていければ良いかな、なんて思ってます。
記:1999/03/21
追記
これを書いた十数年後に書いています。
上記テキストを読み直してみると、本当、この「カフェモンマルトル」を始めた頃って、何も考えていなかったんだなということがわかります。
まだ、ジャズについて書こうとか、そういうことはまったく考えていなかったことがわかります。
「音楽」という言葉は出てきているけど、「ジャズ」という言葉は出てきていませんからね。
それくらい、この当時の私にとってはジャズというのは、日々の生活の中において、それほど大きな位置を占めるものではなかったことがわかります。
かつて夢中になっていたもの(こと)ぐらいの意識だったんでしょうね。
もちろん、日常的に聴いてはいたのですが、それは毎朝起きたら顔を洗って歯磨きをしているくらいの意識で、まさか日々の当たり前すぎる洗顔や歯磨きという動作について語ろうとは考えないように、ジャズに関しても、まさかジャズについて語れる言葉や、語るべきものが自分の中にあるとは、まだこのテキストを書いている段階では気づいていなかったんですね。
それが、恐るおそる書いたジャズについての記事が、予想外に好評で、おそるおそる書き続けているうちに、だんだん書くコツが分かってきて。
で、このページのアクセス数を上げようと思ってメルマガを始めたんですが、日々、ネタ切れにならずに書き続けられる題材がジャズだと思ったので、ジャズのメルマガの配信を始めたんですね(現在は配信やめてます)。
そしたら、邱永漢さんのサイトで連載をするようになったり、ジャズ批評から執筆依頼がきたり、時には出版社からも(本当に時々ですが)執筆依頼が来るようになり、挙句、ジャズのラジオ番組のメインパーソナリティとなり、全国ネットの放送で1時間番組を2年間続けたり、で、そこから派生して銀座のアップルストアで数回公開収録や公演をやったり、六本木ヒルズのカンファレンスルームで何が何だか「ちょいモテジャズ」についての講演依頼があったり(本当に何が何だかです)、さらに、著者として本を出したりと、いつの間にか私は「ジャズを語るヘンな人」になってしまったようです。
「思いついたことをどんどん書きなぐって」、「小さくはじめて、次第に大きく膨らませていく」ことを実践しているうちに、思えば遠くに来たものだ状態になってしまっているように感じます。
だから、もしタイムマシンがあれば、十数年前の自分に言ってやりたい。
「お前、ジャズのラジオ番組やったよ、ジャズの本出したよ」と。
十数年前の自分は、目を丸くしてこう言うに違いない。
「まっさかぁ! 悪い冗談でしょ?!」