ベースの親指奏法にハマってます
2019/07/18
親指弾き
ここのところ、エレクトリックベースを弾く際は、親指一本で弾く練習ばかりしています。
昔から、細野さん(細野晴臣)や、スティングが親指で弾いている映像を見るたびに、すげ~、渋い、カッコいい!とため息をついていたのですが、実際は、親指奏法は難しくて敬遠していたものです。
ちなみに、スティングがテレキャスベース(オリジナル・プレシジョンベース)を親指弾きしている映像は「Sting+Englishman+Bataclan」というキーワードでYouTubeで検索すると検索されるはずなので、是非観てみてください(削除されていたらスイマセン)。
かっちょえぇ~!と思いますよ。
メリット・デメリット
しかし、かくも素晴らしき親指奏法、私は長らく躊躇っていました。
なぜためらっていたのか?
なぜかというと、速く弾けないからです。
親指のダウンのみで弦をピッキングするので、なかなかの運動量なのです。
なので、前々から親指奏法はトライしてみたいとは思っていたものの、実際人前で弾いたことがあるのは、ブルース&ゴスペルバンドのライヴで《スタンド・バイ・ミー》を右手の側面でミュートしながら弾いたのと、大阪で行われた「椎名林檎バンドオフ会」でビートルズの《ヘルプ!》を弾いたときのみでした。
両方とも、音数の少ないベースラインゆえ、なんとか親指一本でこなすことが出来たのですが、それ以上に音符の数が増えたり、テンポが速くなったら、もう無理無理無理!ということで、相も変わらず、右手の人差し指のワンフィンガー、アクセント的にたまに中指も入れるというスタイルをずーっと続けていました。
でも、よくよく考えてみれば、ジェームス・ジェマーソンの真似をした人差し指のみのワンフィンガー奏法も一本指奏法です。
人差し指の一本指奏法も、練習や本番をこなしているうちに、だんだん自然に弾けるようになったわけですから、よっしゃ、どうせダメもとでやってみようとなったわけです。
久々に埃をかぶっていた雲ちゃんオリジナルベースを取り出します。
親指弾き~、あやや、全然ダメじゃん。
弦と弦の位置を親指が体感的に把握していないので、ピッキングすべき弦の位置を外してしまう。
これは少しずつゆっくりと慣れていくしかないな、と思い、メトロノームのテンポを思いっきり遅くして「ドレミファソラシド・ドシラソファミレド」を繰り返します。
慣れてきたら、5弦の最低音から1弦の最高音まで、まんべんなくCメジャースケール(要するに「ドレミファソラシド・ドシラソファミレド」)を弾いてみますが、親指が思った通り弦に着地してくれん、なんかズレる。
右手の親指のズレに連動して、なんだか左手もおぼつかなくなってきているような。
仕方ないね、最初はこういうもんでしょ。
第一日目はひたすら「ドレミファソラシド」をゆっくりと弾く、というか音の弦の位置を親指に覚え込ます訓練でおしまい!
しかし、次の日からだいぶ弾けるようになってきたんですね。
やっぱり、人間、慣れが大事ですね。
この調子で、少しずつ上達していきたいと思います。
記:2014/07/31(ベース馬鹿見参!)