カフェモンマルトル

text:高野雲

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【三文日記】2004年5月

      2017/05/27

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5/1(sat)

お茶の水にてスイングジャーナルのバックナンバーを大量買い。

秋葉原にてバンド・ぱぴヨンズの練習。

ヴォーカル嬢とパスタ屋で打ち上げ。

5/2(sun)

書店で買い物、喫茶店で読書。

ベースの弦を張り替える。

寝休日。

5/3(mon)

お茶の水の楽器屋へベースを持って行き、調整をお願いする。

アメ横へ行くが、休日のアメ横の人混みはすさまじく、まるで台北の街を彷彿とさせるが、自分をキリコ・キュービー、アメ横をウドの街と見立てれば、気分は『装甲騎兵ボトムズ』になるので、この息苦しい不快感も半減するというものだ。

地球儀の立体ジグソーパズルを買い、夜中まで悪戦苦闘、完成。



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5/4(tue)

女房・息子と妹夫婦の新居へ遊びに行き、帰りにお茶の水に寄り、先日楽器屋にメンテで預けていたベースを受け取り、息子が昨夜の私の姿を見てジグソーパズルをやりたいと言うので、300ピースの『千と千尋の神隠し』のジグソーパズルを買ってあげ、息子と一緒に完成させ、額縁に入れて飾り、カタカナを覚えてもっと字を読みたいという息子がカタカナ学習帳でカタカナの練習をしている姿を見ていた。

近所の居酒屋で軽い晩飯、されど女房と2人で芋焼酎の瓶を1本平らげる。

キム・ウニ/ユン・ウンギョン・著、宮本尚寛・訳『冬のソナタ・上』読了。

5/5(wed)

なぜだか突然、どうしようもなく“煙草を吸いたい発作”が始まり、水をがぶ飲みしたり、コーヒーをがぶ飲みしたり、意味もなく散歩で遠出したりと、この衝動を抑えるのに苦労した。

先日の300ピースはちょっと難易度が高かったようなので、本日は息子に108ピースのスヌーピーのジグソーパズルにチャレンジさせたら、時間はかかったが一人で完成させることが出来たので、自信をつけたみたいだ。

中華料理屋で晩飯。

5/6(thu)

美人OLと四谷の「いーぐる」にて呑み。

なぜだか急にマイルスの『アマンドラ』が聴きたくなったのでかけてもらう。

この日に店でかかったアルバムは、客からのリクエストが多かったからなのかもしれないが、デクスター・ゴードンの『ゴー』や、フィル・ウッズの『アライヴ・アンド・ウェル・イン・パリ』など、超名盤のオンパレードだった。

5/7(fri)

昼飯の後は「いーぐる」にてうたた寝。

京橋にて『アメリカン・スプレンダー』の試写会。

キム・ウニ/ユン・ウンギョン・著、宮本尚寛・訳『冬のソナタ・下』、藤井孝一『週末起業』読了。

5/8(sat)

古本屋にて10数冊ほどいらなくなった本を処分した後、息子の音楽教室に付き添い。

一端帰宅し、昼飯を食べた後、息子と一緒に秋葉原へ行き、いらなくなったMac専用のプリンターを処分し、交通博物館で電車や機関車や飛行機の操縦席を見物した後、有楽町へ移動し、東京交通会館でヨーロッパ用の電源プラグ変換アダプターを購入、息子にはお絵かき用のノートを買ってあげ、書店で立ち読み&買い物。

喉が猛烈に乾く一日で、白ワインが飲みたくなり、白ワインを想像したらアンチョビのピザと魚のグリルが食べたくなったので、女房を呼び出しイタ飯屋で晩飯、帰宅後すぐに就寝。

5/9(sun)

眠いので、朝寝&昼寝とダラけた一日。

女房、息子と私の実家へ行き、晩飯。

原ゆたか(さく・え)『かいけつゾロリ つかまる!!』読了。

5/10(mon)

銀座の「から鍋屋」にてカレー、晩飯もカレー。

旅行の準備。

ハロルド作石『BECK』15~18、ハロルド井上雅彦『バガボンド』1・2巻、熊谷美広・監修『FUSION』、そして、恐らく出版社がつけたであろう、売らんかな、インパクトで引こうかな根性が見え隠れする思いっきりフェイクなタイトルだが、内容はタイトルに反してきわめて真っ当、かつサラリーマンが身につけておくべき基本的な心構えを説いた堀 紘一『サラリーマンなんか今すぐやめなさい』読了。

5/11(tue)

渋谷のタワーレコードでクラシックを何枚か。

翌日からのブリュッセル旅行の準備。

こぎそせいぞう『「刻」詠む五・七・五』、井上雅彦『バガボンド』1~10巻読了。

5/12(wed)

成田より午前中発のオーストリア航空にてウィーンへ飛び(機には小沢征爾も同乗!)、ウイーンよりエアバスに乗り継いでブリュッセルへ。

シベリア上空1万メートルあたりで、愛用していたプロトレックの電池が切れてしまったので、ウイーンの空港で乗り換えを待つ間、ディスプレイの面白い時計(FOSSIL)を買う。

合計14時間近くのフライトで身体が浮腫みまくりの身体で、市中央の「ル・メリディアン・ブリュッセル」にチェック・イン、後、トラピスト・ビールとムール・オ・ヴァン・ブラン(ムール貝の白ワイン蒸し)を食べに、市役所近くのレストラン。

5/13(thu)

ベルギー王立美術館、すべてを見て回るのはとても無理なので、古典美術はスッパリと諦め、-1階から-8階までの近代美術のみをじっくりと見物、人気の無い空間、シュールな絵やオブジェなどを心行くまで堪能することが出来、ものすごく脳の刺激になった。

グランプラスのオレンジ色のコートを纏った小便小僧、近くのレストランにて魚介のコースの昼飯、市内を歩きでブラブラと探索、デジカメで写真撮りまくり、夜は、郊外の「BARBIZON」(ミシュラン一つ星)にて夕食。

パトリシア・コーンウェル・著、相原真理子・訳『検屍官』読了。

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5/14(fri)

早朝の誰も歩いていないブリュッセル市内を、ウォークマンで一青窈や、ドド・マーマロサや、モーツアルトのピアノ協奏曲39~40番とか、坂本龍一と中谷美紀のデュエットとか、ドン・フリードマンやチャーリー・パーカーなどを聴きながら散策、朝の冷たい空気の静かな街に似合う曲と全然似合わない演奏があるなぁなどと思いつつ、気持ちの気分で調子にのって歩き回っていたら、手持ちの地図には記載されていない郊外まで来てしまい、黒人ばかりが建物から出てくる倉庫街らしき場所の見慣れぬ景色にビックらこいて、バス停にある読みなれぬフランス語の地図を凝視しながら、1時間以上もかけてようやくホテルに戻る(実に早朝だけで2時間半も歩きまわっていたことになる)。

宿泊しているホテルの近所にある市役所広場にて、本日よりジャズ・フェスティバル(ブリュッセル・ジャズ・マラソン)が催されていたので、ビールを飲みながらいくつかのバンドを見入る。

ジャズフェス近くの飲み屋、魚料理がうまいと評判のレストラン、アイリッシュ・パブなどをハシゴし、明け方までビール漬け。

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5/15(sat)

電車に乗り、アントワープ市内に行ってみる。

午前中は市内のメインストリートはガラすきだったが、午後より、どこにそんなに人が住んでいるんだろうと思うぐらい、わらわらと人だらけの街になり、さながら日曜日の新宿の伊勢丹前の歩行者天国を彷彿とさせる人ごみだった。

夕方、ブリュッセル市内、“ブリュッセル・ジャズ・マラソン”のステージを前列の椅子に陣取り、かじりつくように鑑賞(出演ミュージシャンやバンド名、フランス語読めないので、よくわからないの)。

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5/16(sun)

帰国。

乗り継ぎのウイーンで、当初のフライト予定よりも2時間半以上足止めを食う。

機内、私の真後ろの席で、他愛もない食べ物の好き嫌いや、自分の先祖や好きな男、嫌いな男のタイプがどうたらと、やたらでけー声であれこれと男にぶつくさと捲くし立てているブス女の色気も情緒もまったく無い声が頭の中にガンガンと響きわたり、眠れず、読書にも集中も出来ず、本当、首締めてやろうかと思った。

5/17(mon)

成田着、帰宅、荷物を置き、シャワーを浴び、一息つく間もなく、出社。

数日のブランクを取り戻すべく、ドガーッと仕事で、ほぼ徹夜、タクシーにて帰宅。

もっとも仕事途中、休憩もかねてマッサージへ行き、10時間以上のフライトで凝りまくった身体をほぐしたり、タクシーで深夜までやっているラーメン屋に行ったりといった息抜きもしたが。

5/18(tue)

ブリュッセルの後遺症;食べすぎ・飲みすぎ→身体が重い/なんとかせねば。

四谷の「いーぐる」にて昼寝。

爆笑問題『爆笑問題のそんなことまで聞いてない』読了。

5/19(wed)

京橋にて『Mask de 41』の試写会。

美人OLと、四谷の軍鶏屋へ行くも満席、中華料理屋で晩飯、メキシコ料理屋にてウォッカ、その後、一人、神田でラム、八重洲付近で焼酎を飲むも、どういうわけか今日はなかなか酔えない。

宮部みゆき『理由』読了。

5/20(thu)

京橋にて『ある日、突然。』の試写会。

日本橋丸善にて甲野善紀氏の講演会。

銀座にて舌鋒鋭き映画評論家兼脚本家と呑み。

5/21(fri)

東銀座にて『娘道成寺~蛇炎の恋』の試写会。

美人OLと六本木にて寿司、後、蛍な前衛芸術家一行様と合流、呑み。

岩田昭男『7つのキーワード発想術~ヒットを生み出せ!』読了。

5/22(sat)

自宅にてベース教室、本日1名様。

いらなくなった本を十数冊処分。

甲野善紀・井上雅彦『武』読了。

5/23(sun)

午前中、自宅にてベース教室、本日も1名様。

渋谷の公園にマイケル・ジョーダンのバスケットコートが設営され、今日がジョーダン本人もやってくる寄贈式、よって、息子を連れて取材。

女房&息子と、いつものイタ飯屋でコースの晩飯、腹いっぱい。

5/24(mon)

穴子天丼と蕎麦の昼飯。

四谷「いーぐる」にてメルマガの原稿書き。

今月の『モデルアート』の特集は、なんとフォッケウルフ(し、渋い!)。

5/25(tue)

ベルトリッチ監督の新作映画の試写会に行くも、満席で入れず。

先週から長芋を食いたくて食いたくて仕方がなかったので、昨日の晩飯も、本日の晩飯も長芋。

荒巻義男『新・旭日の艦隊 17 大いなる地球』、ボード・シェーファー・著、瀬野文教・訳『そろそろ、本気でお金持ちになってみませんか』読了。

5/26(wed)

新進気鋭の映画ライターとともに渋谷にて、第57回カンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を『誰も知らない』で獲得した柳楽優弥君の記者会見。

後、六本木にて『デイ・アフター・トゥモロウ』の試写会。

長い会議、山積するデスクワーク、朝まで仕事、通勤で満員の電車と反対方向の空いてる電車で帰宅。

5/27(thu)

京橋にて『いかレスラー』の試写会。

高円寺にて、同業社の人々が集まる飲み会に参加するも、つまらなかったので早々に脱出。

KAWADE夢ムック『総特集・庵野秀明~アニメと実写の映像革命』、日詰慎一郎『社バイブル』読了。

5/28(fri)

東新宿にて『機関車先生』の試写会。

夜、打ち合わせ後、クタクタに疲れて入ったフレッシュネス・バーガー店内に流れていたマディ・ウォーダーズのエキサイティングなギターソロで、エネルギー充電、急に元気になる。

林 俊介『ホテルに泊まるといふこと』読了。

5/29(sat)

秋葉原のスタジオにてバンドの練習。

「鳥てつ」にて打ち上げ。

自宅に戻って録画した番組をチェックしようとしたら、ディーガが壊れている、ショック!

5/30(sun)

6/1で5歳になる息子の誕生パーティを、私と女房の両親と兄弟を招いてイタ飯屋にて。

たくさんのプレゼントをもらって、息子、ご満悦。

『松田優作物語~個性派ヒーロー誕生編』読了。

5/31(mon)

先日故障したディーガを修理するために、早速スタッフを派遣してもらったが、故障の原因はディスクドライブにあるあらしく、ディスクドライブの部品は現在現場に供給されていないため(アテネオリンピックはディーガで録画しよう!などと積極的に販促をかけてガンガン売ろうと意気込んでいるわりには、部品のバックアップ体制はお粗末だ)、いったん工場に引き上げて修理してもらうことにした(もっとも全国の故障したディーガは、すべて埼玉の桶川の工場に集約されるらしく、現在かなりの数の故障品を抱えているので修理のアップ日は不明だという)。

「手もみん」にて足のマッサージ、気持ちよかったので、時間を延長して、腰と背中もマッサージ、京橋にて『セイブ・ザ・ワールド』の試写会、徹夜で仕事、朝帰り。

久保憲司『ロックの神様』読了。

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