アフリカン・ハイ・ライフ/ソロモン・イロリ
2021/02/11
ブレイキーのアルバム参加が契機となり
ナイジェリアのミュージシャン、ソロモン・イロリのリーダー作。
ブルーノートから出ている。
非常にエスニック。
アート・ブレイキーの『オージー・イン・リズム』や『ホリデイ・フォー・スキンズ』や『ジ・アフリカン・ビート』を思い出すサウンドだ。
そう、ブレイキーの『ジ・アフリカン・ビート』にはソロモン・イロリが参加している。
この時のレコーディングが契機となり、ブルーノートのオーナー、アルフレッド・ライオンの目にとまり、「リーダー作出してみようか」というのがザックリとした流れ。
なので、彼のルーツに根差した音楽が中心となっており、決して彼がジャズの文脈に合わせているというわけではないので、ジャズ的な内容、いわゆる4ビートジャズを期待して聴くと肩透かしにあう。
もとより、当時西アフリカで流行っていた「ハイライフ」という音楽をアメリカに紹介するという意図でレコーディングされた演奏なのだから。
大らか、かつパワフルなサウンド、そして歌を聴けば、これはこれでグッドな音楽だ。
血沸き肉躍るというか、脳の松果体が刺激されてセレトニンが大量の分泌され、ハッピーな快楽気分になること請け合いだ。
記:2019/10/18
album data
AFRICAN HIGH LIFE (Blue Note)
- Solomon Ilori
1.Tolani (African Love Song)
2.Ise Oluwa (God's Work Is Indestructable)
3.Follow Me to Africa
4.Yaba E (Farewell)
5.Jojolo (Look at This Beautiful Girl)
6.Aiye Le (The Troubled World)
7.Gbogbo Omo Ibile (Going Home)
8.Agbamurero (Rhino)
9.Igbesi Aiye (Song of Praise to God)
Solomon Ilori (vocal, pennywhistle, talking drum, guitar)
Chief Bey, Roger Sanders (conga, hand drum, percussion) #7-9
Ladji Camara (conga, hand drum, percussion) #7-9
Sonny Morgan (conga, hand drum, percussion) #7-9
Josiah Ilori (sakara drum, cowbell) #1-6
Robert Crowder (conga, shekere, cowbell) #1-6
Montego Joe (conga1-6) #1-6
Garvin Masseaux (conga, xylophone, cowbell) #1-6
Jay Berliner (guitar) #1-6
Hosea Taylor (alto saxophone, flute) #1-6
Donald Byrd (trumpet) #7-9
Hubert Laws (tenor saxophone, flute) #7-9
Elvin Jones (drums) #7-9
Ahmed Abdul-Malik (bass) #1-6
Bob Cranshaw (bass) #7-9
Coleridge-Taylor Perkinson (piano, musical director)
1963/04/25
YouTube
動画でもこのアルバムを紹介しています。
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