息子が立って歩くようになったキッカケは、ボンゴだった
2015/05/22
先日、息子と女房連れて、堤真一がパパ役をやっている『フライ、ダディ、フライ』を観にいったんですね。
試写で観て面白かったから、こいつらにも見せてやろう、と思って。
で、後半に、堤真一パパが、娘が始めて立って歩いた映像をビデオで見ているシーンがある。
小さい頃の娘の姿をいつくしむような目で見ているんですね。
ビデオのラベルには「遥が歩いた!」と、嬉しそうな字で大きく書いてある。
どこの家でも、子供が始めて歩くと嬉しいもんなんでしょうね。
うちは、いつ歩いたかは、……忘れた(涙)。
ビデオすら撮ってません。撮るの忘れた、というか面倒だった(ダメじゃん)。
でも、歩き始めの様子はよく覚えてます。
息子の1歳の誕生日に、パーカッションを買ってあげたんです。
ほら、店によっては貸し出ししているカラオケ屋もある、打つところが二つあるパーカッションです。キューバ音楽やサルサなんかでは、足にはさんでポコポコ叩くやつですね。
1万円ちょっとの少し大きめのボンゴを買ったんです。
こんなカタチのボンゴですね。
ほら、私ベーシストなんで、将来、息子が楽器やるとしたら、ドラムがいいなと思っているから、ま、さすがにドラムセットは1歳児には無理でも、パーカッションに慣れ親しめば、もしかしたら、ドラムに興味がスイッチしてくれるかもしれない、なんてことを考えたんです。
で、息子は、ボンゴ珍しいから、叩くんですよ、寝そべりながら。
ハイハイの姿勢から大きくエビ反って、手を前に大きく伸ばして、トントントンと。
で、叩いているうちに、だんだんとボンゴの太鼓の面に手をついて、気がつくと、いつの間にか立っていた。
ボンゴは、楽器としてではなく、立ち機の役割を果たしたんですね。
このボンゴに手をつきながら、ボンゴを支えとして、ふらふらと立って、ずっこける。
また、フラフラと立って、ずっこける。
これを繰り返しているうちに、だんだん姿勢が安定してきて、フラつかずに立てるようになり、歩き始めた、というのが、うちの子供の歩き始めでしたね。
映像は残っていないけれども、オトーサンの目の奥にはしっかりと焼きついているぞ。
お、そろそろ10分だ。
というわけで、今日はここまで。
記:2005/08/04