クロッシングス/ハービー・ハンコック

   

ハービー・ハンコックの『クロッシングス』。

アナログシンセ・ハンコック・ファンクが、最近、妙に気持ちが良いのです。

ポール・ジャクソンのベースも良いけれど、このアルバムではバスター・ウィリアムスのベースも良いかな、と。

そして、単なるポップなピコピコに陥らない、ダークな色彩をほんのりキープしているのは、ベニー・モウピンのバスクラやサックスの効果だと感じる。

ダテにマイルスの『ビッチェズ・ブリュー』にも参加し、怪しい存在感を放出していただけのことはある!

とにかく、ハービー的な明晰さと、その明晰で分かりやすすぎる見通しの良さに独特な風合いを添えているベニー・モウピンの貢献度を今一度確認してみよう!

記:2015/11/29

 - ジャズ