弁護士・ピート・ラロカ
知的なドラミングが印象的なドラマー、ピート・ラ・ロカ。
スティーヴ・キューンと、スティーヴ・スワロウと共演した『スリー・ウェーヴス』でのドラミングが個人的には特に印象的だ。
そんなラロカだが60年代にはいると、第一線から身を引き、70年代には弁護士となって独立した。
最初はインド思想に傾倒していたようだが、その過程で法律の世界に目覚め(どういう経緯なのだろう?)、ロースクールにはいり猛勉強した。
弁護士になってからの彼は、たまにドラムを叩くこともあるが、あくまで本業の弁護士のほうを優先させていたのだそうだ。
そんな豆知識を念頭に入れながら、再びリーダー作の「バスラ』や、知的なドラミングを楽しめる「スリー・ウェイヴス」を聴くと、またまた違った印象に聴こえてくるから面白い。
記:2005/04/09