アイ・レフト・マイ・ハート/レッド・ガーランド

      2021/02/21


I Left My Heart

ジャケ買い推奨盤

まず、なんといってもジャケットが良いんだよね。
「また聴いてみようかな?」という気持ちにさせてくれる雰囲気がムンムン。

特にガーランドのファンではなくても、CDショップやレコード店の店頭で見かければ、思わず手にとってしまうんじゃないかな?
とはいえ、最近はあまり見かけないけど……。

ここに収録されている演奏は、レッド・ガーランドの晩年、というわけではないけれども、彼が亡くなる6年前のキーストン・コーナーでのライブが収録されている。

この時期のガーランドのピアノは、言い方悪いが、少々「ユルく」なってきている。
プレスティッジ時代の「甘さの中にもピリリと絞まりのある」内容は期待できない。

しかし、同時期の『キーストンズ!』ほど、忍耐を強いられるほどの「ガーランドにしては荒々しい」内容ではないため、安心、かつリラックスして聴ける内容だ。

その上、会場の空気がなんともいい感じなのだ。

おそらくは、このライブの前日も、そして翌日も同じような演奏が繰り広げられていたのでしょう。
同じような店内の雰囲気の中で。

日常的にこのような演奏があたり前のように繰り広げられていた70年代のサンフランシスコの夜に、一瞬タイムスリップした気分になるのです。

昔、ジャケ買いをした懐かしい1枚でもある。

記:2018/04/25

album data

I LEFT MY HEART (Muse)
- Red Garland

1.Will You Still Be Mine
2.Please Send Me Someone to Love
3.Bye Bye Blackbird
4.Body and Soul
5.Bag's Groove
6.I Left My Heart In San Fransisco

Red Garland (p)
Leo Wright (as)
Chris Amberger (b)
Eddie Moore (ds)

1978/05月
Recorded live at Keystone Korner, San Francisco

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