仕事ができる人はなぜ筋トレするのか/山本ケイイチ

      2017/04/15

たしかに外資系の人は鍛えている人が多い

『レバレッジ・リーディング』の著者、本田さんが推薦ということで、読んでみた一冊が『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』 だ。

後半以降は、フィットネスクラブや、コーチの選び方、利用の仕方がほとんどで、いまのところスポーツジムに行く気のない私としては、あまり役に立たないかな?って内容ではあったけれども、この本の導入部にある、ビジネスシーンの第一線でバリバリ頑張っている人、とくに外資系企業に勤めるビジネスパーソンは、ジムでウェイト・トレーニングをするなど、定期的に体を動かしている、というのは私の身の周囲を観察しても、おそらく本当だ。

嘘・誤魔化しのきかない世界

さらに、若い人にかぎらず、還暦すぎても元気だなぁ~、この人たちにはカナワンよ、な おっちゃん達(笑)も、定期的に身体を動かしてトレーニングをしている人が多い。

たとえば、ジャズ喫茶「いーぐる」のマスター後藤さんは格闘技をやってるし、身近過ぎる例で申し訳ないが、私の親父も毎週欠かさずテニススクールや試合に出ており、テニス歴50年以上という大のテニス馬鹿なのだ。

こういう人たちに共通しているのは、仕事が出来るとか出来ないとかに関しては、正直、よく分からないんだけども、一緒にいると、えもいえぬ静かな底力パワーのようなものが漂っていることは確か。

そして、どこかストイックな雰囲気も漂う。

そして、なにがあっても、「この人は逃げないな」という安心感のようなものは、確かに感じる。

あと、これは私の想像なんだけれども、自分を苛めることと、苛めた末の達成感が好きなんだと思う。

ビジネスに成功すれば、まわりからチヤホヤされる。
自分が人間としてビッグになったように思ってしまう。
(中略)
でもジムに来ればそうではない。
(中略)
金持ちだろうと貧乏だろうと、いまの自分のありのままの肉体をさらすしかない。
「オレは金を持ってるぞ」と言っても、「懸垂ひとつ、できないのか」といわれればそれまでだ。
こればかりはごまかしようがない。
代わりに誰か部下にやらせるわけにはいかないのだ。
会社に行けば権力者かもしれないが、実際に走ったら5分も走れない、10キロのバーベルも上がらない。そのふがいなさを自覚すれば、自分がビッグな人間だ、などという幻想は即座に打ち砕かれる。

本書の導入部を抜粋してみたが、たしかにそのとおりなんだよね。

もちろん私はビジネスの成功者でもないけれども、なるほど、と思う。

だからといって、即、よし明日からジム通いじゃい!とまでは思わないが(笑)、とりあえず、私は昔から欠かさず(欠かす日も多いが)やっている腹筋運動は、とりあえず毎日やろうと思った次第。

記:2008/07/24

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