サン・ラー入門⇒スペース・イズ・ザ・プレイス
未来と宇宙人を彷彿とさせる
私は、その昔、YMOやクラフトワークを聴いて、シンセサイザーってすげぇ!と思いました。
未来の楽器だぁ!
と。
シンセにも色々な種類があって、当時は、プロフェット5や、アープ・オデッセイなどの機種がありました。
とても高価で、小学生の私にとっては家を買うことぐらい実感の沸かない値段でしたが、なぜか機種名と音色の特徴はなんとなく把握していたように思います。
なかでも、ミニムーグを始めとするムーグ・シンセが発する暖かくて伸びやかな音色が
「未来」を感じさせるに十分な音色で、それはもう日々シンセ音楽漬けになっていたものです。
このムーグのこと、私は、「未来、未来」と言っておりましたが、「宇宙」と言っていた人がいました。
サン・ラーです。(笑)
ムーグのことを、「スペース・オルガン」と名づけ、SF映画のようなサウンドを出しまくっていました。
それを楽しめ、なおかつサン・ラー・ミュージックを楽しめるのが、『スペース・イズ・ザ・プレイス』です。
ジャケットでサン・ラーがかぶっている「エジプト兜」の上に乗っかる灯は、まるで、1952年に、アメリカのウエストバージニア州、フラットウッズの丘に出現したといわれている「3mの宇宙人」みたいで、超キュート!(笑)
記:2015/01/23
▼奄美大島の高良さんが、思い入れたっぷりの記事を書いています。
サン・ラー Space Is The Place