《ウィリー》は快楽秘境の入り口かもしれない~ダーク・メイガス(マイルス)
マイルス・デイヴィスの『パンゲア』は大好きだけど、『パンゲア』ばかり聴いていたため、少し飽きてきたかな?
……という方。
そして、『パンゲア』の、あの「ヤバすごい」テイストのもの、他にない?
……という方。
あります、あります!
『ダーク・メイガス』です。
前半のアル・フォスターのドラムが、
♪ツッパーン! ツッパーン!
の、「例のナンバー」ももちろん鼻血ものですが、どちらかというと後半の《ウィリー》がカッコ良いのでオススメしたいです。
何がカッコ良いか?
まずは、テンポ。
すでにこれは、上質なファンクではないですか。
マイケル・ヘンダーソンの重たいベースが腰を直撃。
うーむ、腰がウネウネとうねるぜ!的な快楽境地。
そして、♪パオーン!とはいってくるマイルスのラッパも痺れ痺れのテトロドトキシン!
w(゜ロ゜;w
モワりと湯気が立ちまくるピート・コージのギターも怪しいですね。
《ウィリー》は、意外と身近にある「快楽秘境」の入り口なのかもしれません。
そして、恐る恐る足を踏み入れて、慣れ親しんできたころには、もう後戻りができない泥沼混沌ワールドの住人になっていたりして。
記:2015/12/15