音版「カフェモンマルトル」(YouTube)もやっています♪

ブルース・フォー・ハーヴィー/ジョニー・グリフィン

ブルース・フォー・ハーヴィー/ジョニー・グリフィン


Blues For Harvey

モンマルトルのバーテン

タイトルナンバーの《ブルース・フォー・ハーヴィー》の「ハーヴィー」とは、このライブが行われた「ジャズハウス・モンマルトル(カフェ・モンマルトル)」のバーテンなのだそうだ。

1曲目の《ザット・パーティ・アップステアズ》が良い。

緊張感のある前半。

ピアノのケニー・ドリューは、しばらく演奏に参加せず、テナーサックスのワンホーン・カルテットのフォーマットで演奏が進む。

この緊張感とハードボイルドな感じがたまらない。

一転してある瞬間から、ケニー・ドリューは伴奏に参加するが、彼のピアノが鳴り始めたその瞬間から、まるで『オズの魔法使い』の主人公ドロシーが魔法の国に迷い込んだときのごとく、一転してモノクロの世界がカラフルになる。

長尺演奏ではあるが、演奏時間の長さなどまったく気にならない演出だといえる。

とにかく、ここでのグリフィンは好調そのもの。

吹きたいだけ吹きまくってやるという意気込みと熱気が演奏から感じることが出来る。

演奏に力強い鼓動を演奏にもたらすマッズ・ヴィンディングのベースも脈打っている。

彼は、デューク・ジョーダンの『フライト・トゥ・デンマーク』にも参加しているベーシストだが(ちなみに、ドラムのエド・シグペンも)、同じライヴ演奏でも、こちらのほうが元気のあるベースに感じるのは、共演者の熱量の違いなのかもしれない。

リズム・ア・ニング

セロニアス・モンクが好きだという人は、『セロニアス・イン・アクション』が好きだという人も多いと思うが、このアルバムは、ジョニー・グリフィンが参加した「ファイヴ・スポット」でのライヴアルバムだ。

このアルバムで演奏される《リズム・ア・ニング》は非常にエキサイティングで、ノリにノッたグリフィンのテナーを楽しめるが、さらにそれを上回るほどのエキサイティングっぷりの《リズム・ア・ニング》をエンディングで楽しむことが出来る。

とにかく、熱気ムンムン、聴きどころの多いアルバムだ。

album data

BLUES FOR HARVEY (Steeple Chase)
– Johnny Griffin

1 That Party Upstairs
2 Alone Again
3 Sound Track Blues
4 The Theme (Traditional)
5 Soft and Furry
6 Blues for Harvey
7 Rhythm-A-Ning

Johnny Griffin (ts)
Kenny Drew (p)
Mads Vinding (b)
Ed Thigpen (dr)

1973/07/04&05

YouTube

同様のことを動画でも語っています。
よろしければどうぞ。

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