《リカード・ボサ》に飽きたら《ボサ・フォー・ベイビー》。こっちのモブレイのアドリブのほうがイイよ
ハンク・モブレイ。
ボサ。
この2つのキーワードを聞いたら『ディッピン』の《リカード・ボサ》を思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし、「もうこの曲、飽きちゃったよ」という人も少なくないのでは?
そういうお方には、『ファー・アウェイ・ランズ』の《ボサ・フォー・ベイビー》をおすすめします。
これ、夕方に聴くといいのよ。
微妙に「たそがれ」感も漂ってますし、それに、仕事中の休憩に聴いてもやる気が回復すると思います。
たとえば、今日中に片づけなければならない仕事が5つあったとして、夕方に3つまでを片づけた。
で、ちょっとコーヒーブレイク。
その時に《ボサ・フォー・ベイビー》を聴くと、「よーし、残り2つを片づけるぞ!」って、そんな気分になるんですね。
モブレイのアドリブの流麗さは、これは《リカード・ボサ》よりも手馴れていて甘くセンチメンタルなクサみもなく、適度にクールなテイスト。
そこもまた、たまらないのです。
なんだかジャケットの写真は怖そうなモブレイですが、演奏はかぎりなくやさしさと柔らかさに満ちています。
▼収録曲
1. ア・ダブ・オブ・ジス・アンド・ザット
2. ファー・アウェイ・ランズ
3. ノー・アーギュメント
4. ザ・ヒッピティ・ホップ
5. ボサ・フォー・ベイビー
6. ソウル・タイム
記:2015/06/23