【フリージャズごっこ】Improvisation of Ya-G
大学時代に遊びで録音したフリージャズごっこのテープが発見されたのでYouTubeにアップしてみました。
テナーサックスとギターとベースのトリオです。
テナーサックスの人は、ふだんは、民俗音楽(ブルガリア民謡)や、ロバート・フリップばかりを聴いている人なので、その感性がテナーサックスでどこまで表出されているのかはわかりませんが、なかなかユニークなサックスだと思います。
もっとも、さきほど「フリージャズごっこ」と書きましたが、正確には「フリージャズ風」な演奏ですね。
演奏のガイドライン、具体的にいえば、根っこの音(ベースが奏でる音)は、コレで行こう!と決めてから演奏に取りかかってますから、完全なるルール縛りです。
ルールといっても、緩いルールではありますが、なんとはなしに、演奏の終着点や雰囲気は、3人で共有し、演奏に望んでいます。
曲のトーナル(調整)を決めて、あとの細かいところは演奏者の感性に委ねる。
おそらく、ジョン・コルトレーンも、『アセンション』のレコーディングにおいては、このような発想で臨んだのでしょう。
もちろん、我々が演奏した、エセ民族風フリージャズもどきとはまったくテイストもレベルも違いますが……。
記:2015/10/14