タミヤ 1/35 T-72制作記
3日でほぼ完成、気軽に作れるインパクト戦車
アメリカのM1を作ったので、お次はやっぱりライバル(?!)の、ソ連(ロシア)戦車、T-72を作ってみたくなるのが人情というもの。
しかも、先日作ったM1は、湾岸戦争仕様っぽい色にしたので、やっぱりT-72のほうもイラクだったりシリアだったりの中東塗装でいきたいですね。
というわけで、押入れから日の当たるところに出しました。
中学生の頃、T-62を作りかけて挫折した記憶があるのですが、T-72を作るのは初めてです。
T-62いや、それ以前のT-55、いや、それ以前のJS3(スターリン)から、ソビエト戦車は、ハンバーガーのようにペシャンコな砲塔が特徴的ですが、今回のT-72の砲塔は、T-62の砲塔をより一層上下から押しつぶしたチーズバーガーのようなカタチをしていますね。
この丸みと傾斜だらけで車高の低いフォルムは、たしかに被弾率や跳弾率は上がるのでしょうが、いかにも居住性が悪そうです。
ま、それがロシア戦車の魅力なのさ!ともいえるのですが、もし自分が戦車兵だったら、絶対に乗りたくないですね(汗)。
もっとも、身長180センチ以上の私は、きっとソ連の戦車兵にはなれないでしょうが(ロシアの戦車兵は身長が低い人がなるというような話をなんかの本で読んだ記憶があるのです)。
それはともかく、箱を空けてみました。
いいねぇ、例にもれずランナーの枚数が少ないロシアタンク。
すぐに作れてしまいそうです。
しかし、細かな部品も多そうなので、なくさないように気を付けないといけませんね。
組み立て説明書です。
なんてことを考えているのもつかの間、あっという間に出来ちゃいました。
車高低っ!
つぶれた車体がペッタンコって感じです。
とにかく早く完成させたかったので、仕上げはかなりテキトーです。
今回はオール筆塗り。
部分的に、エッチングパーツや、後方のメッシュを張り付けた個所、車体下部の転輪の奥の個所のみマホガニーやオキサイドレッドのサーフェイサーを吹いていますが、それ以外はすべて、タミヤのアクリルミニを筆塗りしています。
まずは、最近ハマっている水溶きアクリル。
ハルレッドを水で希釈したものを、極太筆で全体にたたきつけるように塗り、乾いたら、これもまた水で溶いたダークイエローを筆塗りしました。
これが乾いたら、今度はフラットホワイトを混ぜたダークイエローを水で溶き、再び重ね塗り。
仕上げは、油彩のバーントシェンナをMr.ウェザリングカラーのサンディウォッシュで溶いて汚し、仕上げは油彩のホワイトを軽くドライブラシをしただけ。
なんともお手軽、ご気楽な塗装工程です。
あ、そうそう、スス汚れなどは、ピーチブラックをサンディウォッシュで溶いて、薄く塗りつけています。
うーむ、前方から見ると、やっぱり割りばしがささったテリヤキバーガーに見えますな。
独特。
かつインパクトありまくり。
それが、戦車に限らず飛行機もそうですが、ロシアメカの特徴なのだ!
……と、勝手に興奮しとります。
履帯(キャタピラ)の微妙な「たわみ」は、瞬間接着剤で強引に表現しています。
今回はフィギュアは乗せませんでした。
イラクやシリアで使用されている車輌をイメージしていたので、いかにもロシア兵!という感じのフィギュアは似合わないと思ったので。
ライバルのM1と並べてみました。
意外にも、M1より少しだけ車高が低いぐらいな感じですね。
しかし、T-72の砲塔は「ぺっちゃんこに潰れてます感」が出ていて、良いですね。
さて、どちらが強い?(たぶんM1)
まるで、連邦とジオンのモビルスーツなみに、設計コンセプトの違いが外観にあらわれていますね。
同じ1/35スケールということで、ボトムズのマーシィドッグと並べてみました。
おそらくボトムズが、もっともミリタリー色の強いアニメだと思うのですが、やっぱりディティールがごちゃごちゃしている現実世界の戦車と比較すると、やっぱりアニメのロボットだなぁと痛感してしまいますね。
おそらくボトムズの世界では、ATのほうが戦車より強いんでしょうけど、こう並べてみると、T-72はATに負ける気がしませんね。
でも、好きだけど、ボトムズのATは。
というわけで、制作期間、約3~4日で完成したタミヤのT-72の制作レポートでした。
記:2020/07/18
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